お勧めブルベ装備シリーズ、今回はブルベの必需品ライトについてです。
言わずもがな必須装備であるフロントライト。
300km以上では2灯以上が必要です。
昔は電池とハブダイナモしか選択肢のなかったライトですが、現在はLEDの充電式が安価で手に入るため、選択肢がかなり増えました。
そんな中でブルベで重宝している一灯を紹介します。
目次
CATEYE GVOLT70
今回紹介するのは、言わずと知れたCATEYEのライトです。
CATEYEのライトといえばVOLTシリーズが有名ですが、こちらはGVOLTシリーズのGOLT70になります。
VOLTシリーズとの違いは配光の形状と、各モードの持続時間になります。
売り文句は前者の配光の形状で、それ故にハンドルバー下側取付専用となっています。
ただ、個人的には後者の持続時間が気に入って購入に至りました。
どちらもブルベで使いやすい特徴となっているので、各項目を紹介していきます。
対向車のハイビームを防ぐ
ライトを割と前向きにしている方は経験があると思いますが、公道を走っていると偶に対向車がハイビームにしてくることがあります。
こちらとしては視界が最悪になるので何するんだと思うんですが、最近の自転車ライトはかなり眩しいので、相手方も同じ気持ちなのでしょう。
とはいえ、ライトを下向きにすると遠くが照らされないのでペースを上げたとき怖い。
そんな問題を解決してくれるのが上部カット配光になります。
百聞は一見にしかず、以下をご覧ください。
こちらがVOLT400で、
こちらがGVOLT70です
GVOLT70の方は下半分だけが照らされているので、対向車が眩しくなりにくいです。
また、照らす範囲も前方に集中しており、一見VOLT400に比べて暗く見えますが、前方に限っては同等です。
これは以下の様にレンズの上部と下部に特殊な加工がされているからだそうです。
上部の方が多くスリットが入っていますね。
この特殊な配光形状のため、ハンドルバー下側取付専用となっています。
この上部カットによって、対向車にLEDの洗礼を浴びせることなく、遠くまで照らすことができるという訳です。
ロー・モードでバッテリーが40時間もつ
ここで各モードの持続時間を見てみましょう。
- ハイ:約7時間
- ミッド:約9.5時間
- ロー:約40時間
ちなみに、VOLT400の持続時間はこちらです
- ハイ:約3時間
- ミッド:約8時間
- ロー:約18時間
ひと目見てわかると思いますが、
GVOLT70のローの持続時間が異常に長いです。
これだと何が良いかといいますと、
夜通し走ってもバッテリーが全然余裕。
という事です。
VOLT400の18時間でも十分足りると思うんですが、私は日中は点滅にしており、トンネルでは点灯することもあります。
更にバッテリーのへたりなどもあって、朝までもたないことがあるんですよね。
GVOLT70は200、300kmのブルベでは1灯で最後まで持たせることができます。
2灯目に光量の多いライトを使う
ただ、GVOLT70のロー点灯だけですと山岳の下りなどはカーブの先が見えなくて怖いです。
なので、2灯目にVOLT400を使用しています。
VOLT400のハイ点灯は、GVOLT70の260ルーメンに対して400ルーメンの明るさですので、下りで使用するとあたりは一瞬で昼並の明るさになります。
但し、3時間しか保たないので下り専用ライトになります。
ライトの運用には別途ヘッドライトを装備したり、予備バッテリーを使って、長く使うという手もあるのですが、ヘッドライトは首が疲れますし、バッテリーは取り替えるのが面倒です。
ハンドルに付けた2灯だけで事を済ませられると、非常に楽です。
(600km以上の時は仮眠時や2日目の日中に充電したほうが良いです。)
そんなわけで、持続時間が長いライトと、光量が多いライトこの2つの組み合わせが個人的にはブルベで有効でして、前者にはGVOLT70が適任だったという話です。
まとめ
ちなみにGVOLTのGはGermanyのGらしいです。
ドイツでは光源の上側が切れてないものは自転車ライトとして扱われないらしいです。
詳しくは以下をご覧ください。
ではでは。