2021年7月9日に出走したSR600紀伊山地を無事に完走してきました。
紀伊山地の霊場と参詣道は非常にスピリチュアルで、
言うなればもののけ姫の世界を走っている様な感覚でした。
(沢山のもののけとも遭遇しました、笑)
結果は56時間41分で時間内です。申請内容に不備がなければ認定でしょう。
珍しく予定通りに走行できまして、朝食以外はお店で食べれたりと、
なかなか充実した内容になったと思います。
日本中で大雨注意報真っ只中のライドでしたが、
初日にゲリラ豪雨に襲われた以外はずっと晴れで、
むしろ、暑さ対策が必要なライドになりました。
(数日前に走った三船さんは大変な思いをされたみたいですが・・・)
唯一の計画ミスは2日目の野迫川の宿到着が遅れたことです。
温泉に入れてもらえましたが、売店が閉まってしまい、当然コンビニはないので、
部屋にあるお着き菓子とパン一個で就寝。
翌日は大満足一本バーのみで20kmを走って高野山まで行きました。
ですが、意外とジュースやスポーツドリンクの糖分でなんとかなった様で、
ハンガーノックになることもなく、高野山でゆっくり朝食をいただけました。
さて、今回も細かい反省は後にして、まずは概要を紹介します。
目次
装備
機材に関しては前回の岡山と同様です。服装だけ夏装備になるので書いておきます。
項目 | 内容 | 備考 |
アンダーウェア | Craft - Cool Mesh Superlight | ノースリーブ |
ジャージ・ビブショーツ | Pearl Izumi - Order Ware | 半袖 |
アームカバー | Verdure - Arm Cover | 暑さ対策 |
レッグカバー | Actcure - Cycle Leg Cover | 暑さ対策 |
パンツ | Pearl Izumi - Stretch short pants | 汎用 |
ウィンドブレーカー | KAPELMUUR - Clear rain jacket | レインジャケット併用 |
キャップ | Santic | ナイロン |
ソックス | Santic | 汎用 |
ソックス | DexShell Thermolite socks | 防水ソックス |
グローブ | F-TUBAME | 指切り |
シューズカバー | サイクルモードかなんかの安売り | 雨対策 |
反射ベスト | TRIWONDER - 反射ベスト | ウィンドブレーカーをバックパックに収納 |
完全夏装備で肌の露出は鼻、口、首と指切りの部分だけです。
フェイスカバーもすれば完璧でしたが、
煩わしいので日焼け止めをしっかり塗って対策しました。
雨はレインジャケットで十分対策できました。
失敗は横着して防水ソックスを履かなかったことです。
結果的に足先がふやけまして、
ペダリングに影響はないのですが1日目の宿では少し痛みがありました。
時間
ほぼ予習通りの15km/hで進行できました。
2日目はホテルの滞在時間を減らすことで帳尻を合わせましたが、
まぁ、正直朝風呂していても制限時間の17時には余裕で間に合っていたでしょう。
天候
天気予報では初日は雨、2,3日目は時々雨という予報でした。
ゲリラ豪雨はバケツをひっくり返したような雨量。
後はこの様な晴れ模様でした。常に標高が高めなので、割と涼しかったです。
標高1,200mの護摩壇山でも寒さは全く感じず、
昼前後の暑さは流石にうなだれましたが、それ以外はかなり走りやすかったです。
山岳
葛城山は主に林道を登ります。
所々で路面が荒れており、後半は13%超えのコンクリートの斜面が続きます。
路肩には水が流れており、最もスピリチュアルな登りだったかもしれません。
そして、下りも13%超えでブレーキから手が離せません。
雨の影響で路面状況が良くなかったので、
ディスクブレーキと28cの幅広タイヤに助けられました。
玉置山は所々狭い悪路もありますが、道はそこまで酷くはないです。
それよりも後半の常時10%超えの勾配が脚を削ります。
標高差が800m程あるため、登り続ける距離は最も長いです。
更に一番きついポイントは登り始め数キロ手前からドリンクの補給ができません。
私のように10時前に通過をすると、那智勝浦から経由するすべての店が閉まっています。
つまり、約80kmは補給なしということです。
それを見越しておにぎりを買い込んでおいたので、
ハンガーノックになることはありませんでしたが、
やはり長い上りなので、水分不足にはなりました。
また、PCは頂上から少し降ったところにあり、
そこから折返しなので、もう一度登る羽目になります。
その後に経由する十津川村はコンビニも食事もあるのでご心配なく。
最後に護摩壇山ですが、これも10%超えが中盤に続きます。
そして、売店は午後4時には閉まってしまいます。
路面は綺麗で車の走行も少なく、皿脚でしたら楽しく登れるんでしょうが、
玉置山のダメージが残った状態で走るとひどい目に会います。
反省編で書こうと思いますが、護摩壇山は3日目にまわしたほうが、
2日目の負担を分散できると思います。
なにせ、せっかく登ったのに真っ暗では達成感が・・・
観光
PCがほぼ全て観光地という、普段のレシート集めとは一線を画する内容でした。
(別にレシート集めがダメなわけではないです。
全てのブルベがこんなコースだったら一握りの人しか認定がもらえませんし。)
では、一部を紹介します。
丹生都比売神社
丸山千枚田
那智山:見晴台
マリーナシティ
今回は動画ばかり撮っていたので、写真は少なめです。
食事
今回はかなり充実していました。
コンビニが殆どないので、結果的にお店で食べることになったとも言えますが、
やはりお腹いっぱい食べると腹持ちが良いですね。
新宮市:熊野牛らーめん 楽
十津川村: 十津川らーめん 輝~teru~
田辺市:あさひ食堂
泉南郡:寿司よし
ここにホテルの朝ごはんが加われば完璧ですね!
難易度
星4:★★★★☆
極級レベルです。
もちろんキツかったのですが、
時間に余裕があるので、登れるギア比で挑めば完走は難しくないと思います。
まとめ
登りは脚がなくなるほどきつかったですが、
暑さは山間部ではそこまで酷くはなく、
村から村への移動は基本的にきれいに舗装されており、
信号峠も最初と最後しかないため、
翌日から普通に仕事に戻れるほど、体はダメージを受けていませんでした。
りんくうタウンには温泉もありますし、
帰りは新大阪で美味しいものが食べられます。
とまぁ、後遺症もない、非常に上手くまとまったライドになりました。
とはいえ、もっと上手に走れたと思うところはあるので、
次回は反省会です。