FUJI CROSS 1.3(FFWD - OUTRIDE)
今回はFUJI CROSS 1.3のホイール交換の話です。
完成車ホイールから、Fast Forward の Outrideに交換します。
目次
Fast Forward - Outride
このホイールですがFastForwardのHPにはないモデルです。
詳細は以下にもありますが、wiggleとの企画モデルです。
Wiggle限定販売。Fast ForwardからOutride ディスクグラベルホイールセットが登場。スムーズな舗装路が終わってもライドを続けられる FastForward Outride ディスクグラベルホイールセットは、軽量で用途が広く、最も挑戦的なグラベルトラックに対応できるほど頑丈です。https://t.co/5248GBeh2e pic.twitter.com/BJN2mhJd9C
— wigglejapan (@wigglejapan) December 22, 2020
簡単なスペックは以下になります。
項目 | 詳細 |
素材 | アルミ |
タイヤ | チューブレスレディ |
リム高 | 30mm |
リム外幅 | 23.5mm |
リム内幅 | 20mm |
フロント重量 | 780g |
リア重量 | 950g |
Vera Corsa DPD22
完成車付属のホイールは以下のようなスペックです。
項目 | 詳細 |
素材 | アルミ |
タイヤ | クリンチャー |
リム高 | 20mm |
リム外幅 | 22mm |
リム内幅 | 17mm |
フロント重量 | 890g |
リア重量 | 1100g |
※重量はローター付きで測定し、そこからローター分155gを減算。
Outrideにすると、軽量+ワイド化になります。
動機
目的としてはブルベ用のホイールです。
200kmを走った際にやはり完成車付属のホイールだと簡単なアップダウンでも足を引きずられるため、軽量化を主に交換を検討していました。
28C以上のタイヤを履かせたいので、リム幅はC17だと狭いなと思っていたところ、Racing3 DBがC19で登場し、内心こちらに決めていました。
ところが突如、似たようなスペックのOutrideが出てきたため、100g重いですが2万円ほど安いこちらを購入することにしました。
あと、細かいですがRacing 3 DBには赤い挿し色が入ります。
FUJI CROSS 1.3に赤は合わないので、真っ黒なOutrideに惹かれたというのもありました。
開封
メーカーHPに載っていない製品のため若干不安がありましたが、ちゃんとFFWDの箱でした。
箱の中の様子。実物を見るとかなりリムが広く見えます。
付属品はこちら。一応チューブレスにするキットはついています。
装備
まずはリムテープですが、今回は付属のテープ状のものではなく、シュワルベのバンドタイプを使いました。
今回はクリンチャーで使うので、チューブレス対応のテープはまたの機会に使います。
リムテープの重量は各25gです。
タイヤはグラベルキングを引き続き使用します。
さて、ディスクローターを着けて自転車につけようとすると・・・
あれ、長さが足りない。
緩衝材とくっ付いていたこの上の部分、実は大事な部品でした。
確かに緩衝材に混じってこれだけ金属製でした。
こいつをローターと共にセンターロックで固定します。
長さは無事足りました。最後はブレーキの位置調整をします。
やり方はかんたんです。
ブレーキ台座を緩めて、ブレーキレバーを引き、台座のネジを締め直すだけです。
フロントのブレーキは調整不要でした。
無事、装着完了しました!
リム
FFWDのロゴはシールではなく、塗装っぽいです。
リム断面は丸いカムテールのような形状で、カーボンホイールのようで格好良いです。
スポークはエアロではなく普通の丸スポークです。
まぁ、平坦で40km/h出すことは滅多に無いので特に気にしていません。
ハブ
ハブはFFWD RATCHET SYSTEMです。
こちらは廉価版カーボンホイールのTYROに使われているものと同じですので、十分使えるものだと思います。
その後、メンテで分解をしました。
ハブを捻れば取れる構造で、スターラチェットが入っていました。
つまり、DT SWISSのOEMという事でして、FFWDの名前なのはコスト削減のためでしょう。
詳細はこちらに載っています。
さらにその後、フリーボディをぶっ壊したので、国内代理店に問い合わせをしました。
対応が非常に良かったので、購入後のサポートも安心です。
3,000kmほど走ってみて
300、400、600、1,200のブルベとSR600をこれで完走しました。
空気圧は5bar程です。
完成車比較ですと、登りと漕ぎ出しは当然楽になります。
期待以上だったのは、直進安定性がグッと向上した事。
あまり踏まなくても勝手に進んでくれますし、カーブで攻めても、しっかりとバイクが立ち上がります。
福井の雪で荒れた道も全く問題ないですし、和歌山の豪雨や雨上がりの山道を走って泥だらけになりましたが、ブレなどもなくかなり丈夫に作られていると思います。
ただまぁ、前後で1,700gあるので、岡山や和歌山の急勾配の登りはかなりキツかったです。
ワイドリムは登りには貢献しませんので、リアの歯数を増やして対応するしかないですね。
まとめ
今回はホイールを交換しました。
以下に実測値にリムテープの重量を加えた値を追加しました。
完成車 | 交換後 | |||
項目 | 名称 | 重量 | 名称 | 重量 |
Tyre | Challenge Grifo 700x33c | 345gx2 | Panaracer GravelKing 28c | 255gx2 |
Wheel F | Vera Corsa DPD22 F | 890g | Fast Forward Outride R | 815g |
Wheel R | Vera Corsa DPD22 F | 1100g | Fast Forward Outride R | 975g |
Sum | 2,680g | 2,300g |
足回りだけで300g軽くなりました。
回転系の軽量化の恩恵は大きいです。