2021年のSR600紀伊山地以降から、ペダルを踏み込むとギシギシ言うようになっていました。
走行には影響がなかったので、600、400kmはそのまま走りましたが、気にならないといえば嘘になります。
人と走るときもちゃんとメンテができていないように見られますし、ギシギシ言わしてる人と走るのはちょっと不快ですよね。
せっかくオフシーズンに入ったということで、各部の洗浄も兼ねて異音の原因究明を行いました。
目次
まずは足元を疑ってみる
踏み込む際にギシギシいうということで、まず疑うのはBB、クランク、ペダルですよね。
というわけで、分解、洗浄してみましたが変化はなし。
BB付属の波型ワッシャーが本来チェーンリング側にあるはずが、反対側に付いていたので最初はこれが原因かと思ったのですが、変化なし。
試しにペダルを外して走ってみましたが、異音がしたのでペダルは除外されます。
クランクとBBを交換するには取り寄せが必要なので、先に別の部分を疑う事にします。
次にリア部を疑ってみる
異音について調べていると、スルーアクスルやディレイラーハンガーが原因のこともあるらしいです。
とりあえずハブとスプロケットを外して清掃しましたが、効果なし。
ハンガーなどの各ボルトを増し締めしましたが、効果なし。
ホイール&スプロケを完成車付属品に変えてみましたが、変化なし。
ここで、ホイールとスプロケットに問題がないことがわかりました。
スルーアクスルを締めると音が鳴り出す
何度かホイールの脱着を行っていると、スルーアクスルを締めるときにもパキッと異音がすることに気づきました。
試しに、スルーアクスルがゆるゆるの状態で走ってみると・・・
異音が止まりました。
走りながら、足でスルーアクスルのレバーを蹴り、ギリギリ鳴らない締め付け具合を探してみました。
しかし、その状態でもゆるゆるでして、レバーに書いてある11Nとは程遠く、このまま走るのは危なすぎます。
スルーアクスル周辺の部品を分解してみる
スルーアクスル自体の買い替えも検討しましたが、FUJI CROSS 1.3の規格はあまり一般的ではないみたいで、手軽に買える物がありませんでした。
そこで、一旦スルーアクスル周辺の部品を分解、洗浄してみることにしました。
その結果・・・
異音が止まった。
ここまで読んでいただいて申し訳ないのですが、直接の原因はわかりませんでした。
強いて言えば、この分解作業の際にディレイラーが異常に固く締まっており、レンチでかなり力を加えて外しました。
なので、リアディレイラーがおかしな状態になっていたのが濃厚と思われます。
確かに何度も輪行して、所々にブツケているので、当たりどころが悪かった事があったのかもしれません。
こうなるとハンガーの状態が気になりますが、こちらは曲がりなどなく良好でした。
ちょっと腑に落ちないですが、ずっと気になってた異音から開放されて、非常に心は清々しいです。
まとめ
ロードバイクの異音問題は一度嵌ると中々抜け出せない、難しい問題だと思います。
特に音の発生源がわかりにくく、今回のように「とりあえず足元を疑ったが、原因は別の箇所でした。」という、報告はよく見かけます。
シートポストが原因なことも多いらしいですね。
とりあえず異音問題に直面した際は、
- 交換できる部品はすぐに試して容疑者を減らす
- 兎にも角にも分解、洗浄
- それでも駄目なら、新たな部品の交換
が、原因解明への近道かなと思いました。
各部の仕様
今回、BBやクランク、スルーアクスルの交換を検討した際に色々調べたのでまとめておきます。
FUJI CROSS 1.3にはPF30からGXPにコンバートするBBが付いており、文中にあった波型ワッシャーはBBの幅を合わせるために使います。
ここらへんは複雑で調べるのに一苦労です。
ではでは。